企業版ふるさと納税の人気プロジェクトのご紹介
「経営層から企業版ふるさと納税の活用を検討するよう指示されたが、何から始めればいいかわからない…」 「どんなプロジェクトがあって、他社はどのように活用しているんだろう?」
企業のCSR担当者や経営企画部門の方で、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
企業版ふるさと納税は、最大で寄付額の約9割に相当する税の軽減効果を受けながら、地域が抱える課題解決に貢献できる魅力的な制度です。しかし、その具体的な活用方法や効果的なプロジェクトの選び方については、まだ十分に知られていないのが現状です。
この記事では、企業版ふるさと納税の専門家として、制度の活用を検討している企業担当者の皆様に向けて、以下の内容を分かりやすく解説します。
テーマ別・注目の人気プロジェクト一覧
企業版ふるさと納税では、全国の自治体が多種多様なプロジェクトを立ち上げています。ここでは、特に注目度の高いプロジェクトをテーマ別に厳選してご紹介します。自社の事業内容やCSR方針と親和性の高いプロジェクトを探す参考にしてください。
SDGs・環境保全に関するプロジェクト
持続可能な社会の実現に向けた取り組みは、企業の社会的責任としてますます重要になっています。環境保全やSDGs達成に貢献する人気のプロジェクト例です。
- 北海道東川町「未来へつなぐ『地下水保全』プロジェクト」 全国でも珍しい上水道のない町として、大雪山の雪解け水が源の地下水を100%利用しています。この豊かな水資源を未来に引き継ぐための保全活動や調査研究に対して寄付を募っています。
- 沖縄県恩納村「サンゴの村づくりプロジェクト」 サンゴの養殖・植え付け活動を通じて、美しい海を未来へ継承することを目指すプロジェクトです。企業の環境保全への姿勢を明確に示すことができます。
- 長野県「森林(もり)の里親促進事業」 県内の荒廃した森林の整備や、未来を担う子どもたちへの森林環境教育などを支援します。脱炭素社会への貢献にも繋がる取り組みです。
人材育成・教育支援に関するプロジェクト
地域の未来を担う人材の育成や、教育格差の是正に取り組むプロジェクトも人気があります。企業の未来への投資として、大きな意義を持つ分野です。
- 佐賀県多久市「ICTを活用した教育環境プロジェクト」 市内の全小中学生にタブレット端末を配布し、ICTを活用した先進的な教育を推進しています。未来のデジタル人材育成に貢献できます。
- 長野県塩尻市「地域DXを担う人材育成プロジェクト」 地方の課題であるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、デジタル技術を使いこなせる人材の育成を目指しています。
- 兵庫県神戸市「若者の挑戦を応援する大学発スタートアップ支援」 大学発のスタートアップ創出を支援し、若者が挑戦しやすい環境を整備するプロジェクトです。イノベーションの促進に繋がります。
まちづくり・地域活性化に関するプロジェクト
人口減少や高齢化といった課題に直面する地域を、新たな魅力創出や関係人口の増加によって活性化させるプロジェクトです。
- 秋田県五城目町「Gojome Casting - 地域の未来を創る起業家支援プロジェクト」 廃校を活用したシェアオフィスを拠点に、多くの起業家が集まる町として注目されています。新たなビジネスが生まれる土壌づくりを支援します。
- 京都府京丹後市「関係人口創出・拡大プロジェクト」 都市部の人材が地域課題の解決に関わる「関係人口」を増やすための取り組みです。ワーケーション施設の整備や交流イベントの開催などを支援します。
DX推進・スタートアップ支援プロジェクト
地域の産業振興や行政サービスの効率化を目指し、デジタル技術の活用や新しいビジネスの創出を支援するプロジェクトです。
- 福岡県福岡市「Fukuoka Smart East」 最新のテクノロジーを活用した快適で質の高い暮らしと、都市の成長を両立させるまちづくり(スマートシティ)の実証実験などを支援します。
- 茨城県つくば市「つくば市スタートアップ・エコシステム拠点都市形成促進事業」 研究学園都市の強みを活かし、世界的なスタートアップ拠点都市を目指す取り組みです。技術シーズの事業化などを支援します。
企業版ふるさと納税の最大のメリットは、高い税軽減効果です。寄付額の最大約9割が控除され、実質的な企業負担を約1割にまで圧縮できます。
次の記事では、ふるさと納税と企業版ふるさと納税の違い等詳しく解説していきます。


